【10月25日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)は24日、グループリーグ第3節の試合が各地で行われ、グループDのボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は2-1でレアル・マドリード(Real Madrid)に勝利した。

 マルセル・シュメルツァー(Marcel Schmelzer)の後半の決勝点で勝利したドルトムントが、スペインの強豪レアル・マドリードを抜いてグループDの首位に立った。

 本拠地で第1節のアヤックス(Ajax)戦に勝利し、第2節のマンチェスター・シティ(Manchester City)戦では終了間際のPKにより勝利を逃したものの、敵地で1-1の引き分けを手にしていたドルトムントは、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督率いるレアル・マドリードに対しても勇敢なプレーを見せた。

 前半36分にロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が先制点を挙げたドルトムントは、2分後にクリスティアーノ・ロナウドの同点ゴールを許したものの、後半19分にシュメルツァーが決勝点を挙げた。

 この敗戦でレアル・マドリードは勝ち点6のグループ2位に後退し、一方のドルトムントが勝ち点7で首位に浮上した。両チームは11月6日、今度はレアル・マドリードの本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で再び顔を会わせる。

 欧州王者に9度輝いているレアル・マドリードだが、ドイツの地では以前から惨憺たる結果しか残せておらず、これでドイツでは24戦17敗となり、勝利は12年前に挙げたわずか1度のみにとどまっている。

 一方、ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督率いるドルトムントは1-2でシャルケ04(Schalke04)に敗れた20日のルールダービーからチームを立て直し、規律の整ったプレーを見せてボール保持率わずか40パーセント程度ながら勝利を手にした。(c)AFP/Ryland James