【10月18日 AFP】南米ウルグアイの上院(31議席)は17日、人工妊娠中絶を合法化する法案を賛成17、反対14で可決した。下院では9月に既に可決されており、望まない妊娠など条件を満たした場合に限って中絶を合法とし、中絶費用に国民保険の適用を認めることが決まった。

 カトリック教徒の多い南米で人工妊娠中絶を合法化したのは、ウルグアイが2か国め。国民より牛の数のほうが多い、などといわれる牧歌的なウルグアイだが、医師免許を持つホセ・ムヒカ(Jose Mujica)大統領の政権下で、公衆衛生面の改善が進んでいる。(c)AFP