【10月16日 AFP】LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の人びとによるアジア初のスポーツ競技大会が、ネパールの首都カトマンズ(Kathmandu)で12日から3日間の日程で開催された。

 国立サッカー競技場などカトマンズ市内の各地を会場とする大会は、地元チーム対抗のサッカーの試合で幕を開けた。

 ネパールの同性愛者による人権団体「ブルー・ダイヤモンド協会(Blue Diamond Society)」によるとサッカーの他、バスケットボール、バレーボール、武道、テニスなどの種目が行われた。

 「このような大会を開催できたことは喜ばしい」と、スンニル・パント(Sunil Pant)元国会議員は語った。ネパール人選手300人あまりのほか、米国、ロシア、日本、フランス、バングラデシュからも同性愛者の選手20人が参加したという。

 また、1984年のロサンゼルス五輪と88年のソウル五輪の男子飛び込み競技金メダリスト、米国のグレッグ・ローガニス(Greg Louganis)元選手が大会にゲストとして参加し、観客を沸かせた。ローガニス氏は同性愛者であることを公言している。
 
 ヒンズー教徒が多数派のネパールで、同性愛者の人びとが自分たちの性的指向を語ることに以前よりも開放的になったのは、10年に及んだネパール共産党毛沢東主義派と政府軍との内戦が2006年に終結してからのことだ。以来、同性愛者の人びとはビューティーコンテストなど様々なイベントを開いてきた。 

 政府側も6月、身分証明書の性別の項に、男性、女性に加え第3の性として「トランスジェンダー」の項を設けると発表している。(c)AFP