【10月15日 Relaxnews】北京(Beijing)で2017年に開港が予定されている新空港の基本計画が11日、オランダの空港コンサルタント会社NACOにより発表された。新空港は、米ニューヨークのケネディ(JFK)国際空港と英ロンドンのヒースロー空港(Heathrow Airport)の合計2300万人上回る、年間乗客1億3000万人を受け入れることができる巨大空港となる。

 現在稼働している北京首都国際空港(Beijing Capital International Airport)では、年間約7500万人の乗客を受け入れているが、同施設のキャパシティーは数年以内に限界に達すると見られている。同市2番目のハブ空港となる「北京大興国際空港(Beijing Daxing International Airport)」には、55キロ平方メートルの敷地内に8本の滑走路が設けられる予定だ。

 基本計画には総合的な陸上交通ターミナルの開設も盛り込まれた。空港から北京市内までを約30分で結ぶ高速鉄道の導入が予定され、その一方で北京市の地下鉄も利用できるようにするという。

 現在、世界で最も混雑している米アトランタ空港(Atlanta Airport)の年間利用者は8900万人に上る。以下、北京首都国際空港の7300万人強、ヒースロー空港の約6500万人と続いている。(c)Relaxnews/AFPBB News