【10月7日 AFP】12F1第15戦日本GP(Japan Grand Prix 2012)は7日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が1時間28分56秒242でポール・トゥ・ウィンを飾り、総合3連覇の可能性を大きく切り開いた。

 第14戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2012)に続き勝利を収めたベッテルは、今シーズン初めて2連勝を飾ったドライバーとなり、現在総合首位に立つフェラーリ(Ferrari)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)との差を残り5戦で4ポイントに縮めている。

 アロンソは第1コーナーでロータス(Lotus F1 Team)のキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)と接触したことで左リアダイヤがパンクし、今シーズン2度目のリタイアを余儀なくされた。 

 レースで終始先頭を独走し続けたベッテルは、この勝利で通算24勝目を記録し、アルゼンチン人ドライバーの故ファン・マヌエル・ファンジオ(Juan Manuel Fangio)氏に並んだ。

 2位にはフェラーリのフェリペ・マッサ(Felipe Massa)が入り、3位にザウバー(Sauber)の小林可夢偉(Kamui Kobayashi)が続いた。

 2010年の韓国GP(Korean Grand Prix 2010)以来の表彰台となったマッサだったが、観衆の声援は母国で日本人ドライバー史上3人目の表彰台入りを果たした可夢偉に注がれた。

 マクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のジェンソン・バトン(Jenson Button)が4位に入り、チームメイトのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は5位で終えた。

 また、7度の総合優勝を誇り、先日引退を表明したメルセデスAMG(Mercedes AMG)のミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)は11位だった。(c)AFP