【9月22日 AFP】英国を代表するロックバンド、レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のメンバー3人は、2007年のライブコンサートの様子を収録したDVD『祭典の日(奇跡のライヴ、Celebration Day)』の発表会見を21日、ロンドン(London)で行った。

 このDVDは2007年にロンドンで行った追悼コンサートの模様を収録したもの。会見にはリードボーカルのロバート・プラント(Robert Plant)、ギターのジミー・ペイジ(Jimmy Page)、ベースのジョン・ポール・ジョーンズ(John Paul Jones)が集まった。

 全盛期の1970年代にはスタジアムでのコンサートを常に満員にし、ミリオンセラー・アルバムを何枚も放ったツェッペリン。しかし会見での再結成に関する質問は見事にはぐらかされた。

 記者が再結成はあるかと質問すると、ジミー・ページが「逆質問してもいいかな? あのDVDを見た? 楽しんでもらえたかな? だったら僕たちのやることは終わった、ということじゃないかな」と答えた。

 またロバート・プラントは代表曲『天国への階段(Stairway to Heaven)』の歌詞について「意味がよく分からない」と会見場で告白した。

「あの頃の曲の歌詞はよく理解できない。音楽性も構成も二つとない曲だが、その後の人生をずっと生きて、あの時と同じ感じをあの歌詞には抱いていない。自分が何を言っていたのか、今でも悩んでいる感じだ」

 ちなみに『天国への階段』は次の一節で始まる。「輝くものはすべて黄金だと思っている女がいる 彼女は天国への階段を買おうとしている」。(c)AFP/Adrian Dennis