【9月14日 AFP】米ハリウッド女優からモナコ大公妃へと華麗な転身を見せたグレース・ケリー(Grace Kelly)が交通事故で亡くなってから、14日で30年を迎える。

 人気女優として映画『モガンボ(Mogambo)』(1953)ではクラーク・ゲーブル(Clark Gable)と共演し。サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコック(Alfred Hitchcock)監督の『裏窓(Rear Window)』(1954)、『ダイヤルMを廻せ(Dial M for Murder)』(同)、『泥棒成金(To Catch a Thief)』(1955)などで次々ヒロインを演じたグレース・ケリーは、1956年にモナコのレーニエ3世公(Prince Rainier III)と結婚し、グレース公妃(Princess Grace)となった。

 だが1982年9月13日、グレース公妃はモナコ郊外ラ・トゥルビー(La Turbie)を車で走行中に事故に遭い、翌日帰らぬ人となった。富裕層の保養地モナコのイメージを確立したシンボルとして現在も深く愛されており、モナコではその死を悼む回顧展「グレース:シンボル・オブ・チェンジ(Grace, a Symbol of Change)」が開催されている。(c)AFP