【9月10日 AFP】ロンドン・パラリンピックは9日、8万人の観衆が集まった五輪スタジアムで閉会式が行われ、閉幕した。

 ロンドン五輪・パラリンピック組織委員会のセバスチャン・コー(Sebastian Coe)会長は、2つの大会は「人類が努力し、達成するということを探求した歴史的な旅」だったと評価。

「この国では、スポーツを(大会前と)同じように考えることができなくなった。障害についても以前と同じように考えることはないだろう。パラリンピックは限界という雲を吹き飛ばしたのだ」と語った。

 また、国際パラリンピック委員会(IPC)のフィリップ・クレーブン(Philip Craven)会長は「史上最高のパラリンピックになった」と称賛した。

 コー会長によるとパラリンピックのチケットは270万枚を売り上げ、各地の会場は満員となった。同会長は閉会式前の記者会見で、障害に対する人々の認識を変えるという点で「激震を起こすことが出来たと確信している」と述べていた。(c)AFP/Phil Hazlewood