【9月9日 AFP】ロンドン・パラリンピックは8日、オリンピックスタジアム(Olympic Stadium)で陸上男子400メートル(T44クラス)決勝が行われ、両足義足の「ブレードランナー」として知られる南アフリカのオスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)が後続に大差をつけて金メダルを獲得した。

 大会陸上競技のトラックで行われる最後の種目で観衆の注目を集めたピストリウスは、レース後半に入ったあたりから先頭に立つと、最後は46秒68の大会新記録でフィニッシュした。

 米国のブレーク・リーパー(Blake Leeper)が50秒14で銀メダル、同じく米国のデビッド・プリンス(David Prince)が50秒61で銅メダルを獲得した。

 400メートルを40秒台で走ることができる唯一の両足義足選手で、8月に閉幕したロンドン五輪にも出場したピストリウスは、2008年に行われた北京パラリンピックで100メートルと200メートル、400メートルの3冠を達成した。

 しかし、今大会でピストリウスは200メートルでブラジルのアラン・オリベイラ(Alan Oliveira)に、100メートルで英国のジョニー・ピーコック(Jonnie Peacock)に敗れている。(c)AFP