【8月29日 AFP】中国スーパーリーグ(1部)の上海申花(Shanghai Shenhua)の重役の権力争いにより、同クラブに所属するディディエ・ドログバ(Didier Drogba)とニコラ・アネルカ(Nicolas Anelka)の先行きが不透明になっていると、29日、地元紙が報じた。

 地元紙の体伝周報(Titan Sports)は匿名の幹部の話として、同クラブの朱駿(Zhu Jun)オーナーが他の株主による承認がない限り、外国人選手への給与を支払えない恐れがあると報じた。

 同幹部は「朱駿が株式の過半数を取得できなければ、彼は自身の持つ株式に基づいた額しか外国人選手に支払いができない。ドログバやアネルカ、そしてジョバンニ・モレノ(Giovanni Moreno)の今後の給与は保証されておらず、試合に出場することができないかもしれない」とコメントしている。

 オンラインゲーム会社を運営する朱駿オーナーが資金を投じている上海申花は、週給約30万ドル(約2350万円)でイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に所属していた両選手を獲得し、全世界で見出しを飾った。(c)AFP