【8月22日 AFP】肉の味がする巨大氷、スイカ、凍らせたフルーツ――熱波に襲われたイタリアの首都ローマ(Rome)の動物園が、動物たちのために趣向を凝らした暑さ対策を実践している。

 ローマで気温が40度近くまで上昇する酷暑となった21日、約1000頭の動物を飼育する同市最大級の動物園「ビオパルコ(Bioparco)」は、「焼けるような暑さに立ち向かう」動物たちのために取った対策を明らかにした。

 トラやライオンには自分たちの頭ほどの大きさもある巨大な「氷あめ」が、サルにはヨーグルトとスイカ、凍らせたフルーツが詰められた竹筒が与えられている。動物園の職員によれば、この暑さ対策により飼育環境が改善されるのに加え、動物たちが食べ物を手に入れる能力を磨くこともできるという。(c)AFP