【8月18日 AFP】米国自転車連盟(USA Cycling)は17日、米連邦検察に当てた書簡の中で、ランス・アームストロング(Lance Armstrong)氏をドーピング違反容疑で告発した米国反ドーピング機関(United States Anti-Doping AgencyUSADA)に反論した。

 同連盟は、世界反ドーピング機関(World Anti-Doping AgencyWADA)の委任に基づいて裁判権を主張するUSADAではなく、この件に関して裁判権を持つ国際自転車競技連合(International Cycling UnionUCI)の主張を支持すべきとしている。

 アームストロング氏は地元テキサス(Texas)州オースティン(Austin)の連邦裁判所に対し、USADAの調停に関する意見聴取の指針が、合衆国憲法における公平な裁判を受ける権利を侵害していると申し立てている。

 アームストロング氏の代理人が同裁判所に提出した書簡の中で、全米自転車連盟の弁護士は、同連盟が「WADAの反ドーピング規約の解釈を示す権限」を持つUCIを支持すると記している。(c)AFP