【8月10日 AFP】ロンドン五輪は9日、エクセル(ExCeL London)でボクシング女子フライ級決勝が行われ、英国のニコラ・アダムズ(Nicola Adams)は16-7で中国の任サンサン(Cancan Ren)に判定勝ちし、女子ボクシング史上初の金メダルを獲得した。

 5月に行われた2012年世界女子ボクシング選手権大会(2012 Women's World Amateur Boxing Championships)決勝で任に敗れてたアダムズは、開始直後から試合を支配した。

 ジャブを効果的に使って見事なスタートを切ったアダムズは4-2で第1ラウンドを取ると、第2ラウンドも開始直後から任をロープ際に釘づけにしてラウンド半ばにはアッパーでダウンを奪うなど、リードを9-4に広げた。第3ラウンド序盤は任が反撃に出たもののこれをしのいだアダムズは着々とポイントを加算してこのラウンドを14-5とすると、第4ラウンドを2-2のドローで終えた。

 試合後、拳を宙に突き上げて歓声に応えていたアダムズは、その後審判から勝ち名乗りを受けて五輪王者の座についた。(c)AFP