【8月8日 AFP】ロンドン五輪は7日、アクアティクス・センター(Aquatics Centre)でシンクロナイズドスイミングのデュエットフリールーティン(FR)決勝が行われ、ナターリア・イシェンコ(Natalia Ishchenko)/スベトラナ・ロマシナ(Svetlana Romashina)組が、ロシア勢としては五輪4大会連続となる金メダルを獲得した。

 5日に行われたテクニカルルーティン(TR)で98.200点を記録し首位に立っていたイシェンコ/ロマシナ組は、この日行われたFR決勝で98.900点を記録し、合計197.100点で金メダルに輝いた。

 イシェンコ/ロマシナ組は、2009年に行われたイタリア・ローマと2011年に中国・上海で行われた世界水泳選手権(FINA World Championships)で優勝している。

 スペインのオナ・カルボネル(Ona Carbonell)/アンドレア・フエンテス(Andrea Fuentes)組が合計192.900点で銀メダル、中国の黄雪辰(Huang Xuechen)/劉オウ(Liu Ou)組が192.870点で銅メダルを獲得した。

 日本の乾友紀子(Yukiko Inui)/小林千紗(Chisa Kobayashi)組は合計186.740点で5位に終わった。

 2000年のシドニー五輪でオルガ・ブルスニキナ(Olga Brusnikina)/マリア・キセリョーワ(Maria Kisseleva)組が金メダルを獲得して以降、ロシア勢はデュエット種目で金メダルを獲得し続けている。

 2004年のアテネ五輪と2008年の北京五輪では、アナスタシア・エルマコワ(Anastasia Ermakova)/アナスタシア・ダビドワ(Anastassia Davydova)組が連覇を達成した。その後、エルマコワは現役を引退したものの、ダビドワは5個目の五輪金メダルを獲得するため団体戦出場を予定している。(c)AFP