【8月3日 AFP】フランス東部にあるミュルーズ動物園(Mulhouse Zoo)で7月、絶滅危惧種のロロウェイモンキーの赤ちゃんが生まれた。生後2週間のこの赤ちゃんはアフリカ・ガーナ西部にある野生動物保護区にちなんで「オワビ(Owabi)」と名付けられた。

 ロロウェイモンキーは西アフリカのコートジボワール東部とガーナの森林地帯のごく狭い地域に見られる非常に珍しいサル。体長44~57センチ、体重およそ5キログラムで、体長の倍近い80センチ超の長い尾をもつ。毛は全体的に黒いが、顔の周りから腹にかけては白い。先の尖った真っ白なあごひげが特徴だ。

 ミュルーズ動物園によると、野生の生息数は200匹未満、飼育下にあるのも27匹のみという。(c)AFP