【7月28日 AFP】スペイン国家統計局が27日発表した第2四半期(4~6月期)の失業率は24.63%と、前期(24.4%)から上昇した。財政難が続く同国は欧州中央銀行(ECB)から財政支援の確約を得て、金融市場に安心感が広がっていたが、失業率の上昇で景気の見通しが悪化した。
 
 失業者は約570万人に達し、若年層(16~24歳)の失業率は53.27%に上昇した。

 スペインの失業率は第1四半期の時点で既に先進諸国の中でトップ。第1、第2四半期に続き、景気後退に陥っている。(c)AFP/Katell Abiven