【7月28日 AFP】国際五輪委員会(International Olympic CommitteeIOC)は27日、サッカーデンマーク代表の二クラス・ベントナー(Nicklas Bendtner)の行動で問題となった便乗宣伝について言及し、ロンドン五輪では選手の下着をチェックしないことを明らかにした。

 6月に行われたサッカー欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)でベントナーは、アイルランドのオンライン・ブックメーカー(賭け屋)「パディー・パワー(Paddy Power)」の名前が入った下着を見せ、UEFAから1万ユーロ(約1000万円)の罰金を科されていた。

 IOCのデニス・オズワルド(Denis Oswald)理事は、料金を支払ってスポンサー権を得ていない企業が世界的に大きなスポーツ大会や試合を利用して宣伝する便乗商法に対し、当局が断固とした措置をとることを明らかにしている。

 オズワルド理事は「競技を行う前の選手をチェックするのは現実的ではないが、欧州選手権では下着を見せたベントナーに罰金が科されている。五輪でも同様の措置がとられるだろう」とコメントした。(c)AFP