【7月27日 AFP】厚生労働省が26日発表した2011年の「簡易生命表」で、日本人女性の平均寿命が1985年以来初めて世界2位へと後退したことが分かった。

 2011年の日本女性の平均寿命は85.9歳で、前年の86.3歳を下回った。厚労省によれば、東日本大震災により多くの死者が出たことが大きな原因という。日本男性の平均寿命も前年比減の79.4歳で、世界8位となった。

 女性の平均寿命ではこれまで日本が25年以上にわたって世界一の座を守ってきたが、最新の統計結果では香港女性(86.7歳)にトップを譲った。3位はスペイン(84.9歳)、4位はフランス(84.8歳)だった。(c)AFP