【7月26日 AFP】飛行機の欠航でトレーニング合宿は欠席、英国行き航空券は愛犬に食べられてしまった――。女子射撃競技でメダル獲得記録更新に期待がかかる米国のキム・ロード(Kim Rhode)選手(33)のロンドン五輪は、散々な滑り出しだったようだ。

 ロード選手は今大会、個人選手としては米史上初の夏季五輪5大会連続メダル獲得を狙っている。ところが、開幕前にデンマーク・コペンハーゲン(Copenhagen)で行われるチーム合宿に参加するため20日にロサンゼルス(Los Angeles)の空港に着いたロード選手を待っていたのは、経由地のニューアーク(Newark)へと向かう飛行機が2度も欠航になるというハプニングだった。

 仕方なく、合宿を欠席しロンドン(London)へ直接向かうことにしたが、24日に無事英国入りする前にさらなるトラブルがロード選手を見舞った。同行する夫のパスポートが幾ら探しても見つからなかった上に、新たに発行されたばかりの英国行き航空券が飼い犬に食いちぎられてしまったのだ。

 ロード選手は25日、練習に訪れたロンドンの射撃場で語った。「夫はパスポートをなくすし、犬は航空券を食べちゃうし…。ばかばかしい言い訳に聞こえるのは分かっているけど、誓って本当に起きたことなのよ。事実だって証明する写真もあるわ。ただの言い逃れじゃないの」

 幸い、パスポートは見つかり、航空券も再発行してもらえた。まだ4か月の愛犬「ノーマン(Norman)」くんは白のトイプードルで、ロード選手によれば「とんでもないやんちゃっ子」だそうだ。

 一連のトラブルが競技に影響はしないか問われたロード選手は、リラックスした様子でこう答えた。「どんなことでも一緒ね。悪いことは上手くかわして、最善を祈るしかないわ。(トラブルに)負けてはだめ。もしそれを許してしまったら、始まる前からだめになってしまう。気にしてはいけないの」。出発前には、ピアノ3台を移送し、新車を買う余裕さえあったという。(c)AFP/John Weaver