【7月25日 AFP】満員の映画館で20日に起きた乱射事件で12人が死亡、58人が負傷した米コロラド(Colorado)州で事件後、銃の売り上げが急増している。

 24日の現地紙デンバー・ポスト(Denver Post)によると、事件が起きた20日から22日にかけての週末、同州が承認した銃購入者の履歴照会は2887件で、前年同時期と比べて39%増、事件の前の週からは43%増だった。

 他方、銃を外からは見えないように携帯するための許可証に必要な講習の希望者も急増しているという。全米50州中イリノイ(Illinois)州以外の49州では、許可を得れば拳銃その他の銃火器を公の場で隠して携行することは合法だ。

 同州の街パーカー(Parker)の銃販売店「ロッキーマウンテン・ガンズ・アンド・アモ」の店員ジェーク・マイヤーズさんは、事件のわずか数時間後、出勤時間になって店へ行くと15人から20人の列ができていたと語った。(c)AFP