【7月26日 Relaxnews】近代五輪が1896年に始まって以降、いくつかの名競技と珍競技が種目に加わっては消えて行った。そのうち最も珍競技と思われる競技の中から7競技を紹介する。

■綱引き(1900~1920年)

校庭でおなじみのゲームと同じように行われた。2組のチームが反対方向に綱を引き、綱の中間点を自陣内まで引き寄せると勝利。

■ジュドポーム(1908年)
テニスの前身の屋内競技。1908年のロンドン(London)大会でのみ公式種目に加わった。参加国は英国と米国の2か国だけで、米国が金メダルを獲得した。

■生きたハトを使った射撃競技(1900年)
1900年のパリ(Paris)五輪では、生きたハトを使った射撃が目玉競技の1つだった。ベルギーの選手が21発を命中させて金メダルを獲得している。

■ウマの走り幅跳び(1900年)
この競技では、選手はウマだった。17頭が参加し、ベルギーの騎手が6.1メートルの記録で金メダルを獲得した。

■綱のぼり(1896年、1904年、1906年、1924年、1932年)
フィットネスグループ、クロスフィット(CrossFit)の人気の高まりにより、もしかしたら将来ふたたび五輪競技に加わることもあるかもしれない。競技種目だった頃の綱のぼりは、体操競技の最後を飾る種目だった。頂上まで登るタイムを競うのが基本だが、1896年大会では登り方も評価された。

■シンクロナイズドスイミング・ソロ(1984年、1988年、1992年)
個人選手が音楽に動きをシンクロさせた振り付けを披露した。

■障害物競泳(1900年)
1900年のパリ五輪で選手たちは、セーヌ(Seine)川でポールを上り、ボートの列を乗り越え、それから流れとは反対方向に別のボートの列の下を泳いでくぐった。 (c)Relaxnews/AFPBB News