【7月9日 AFP】フランスサッカー連盟(French Football FederationFFF)は8日、ディディエ・デシャン(Didier Deschamps)氏の同国代表監督就任を発表した。

 FFFは公式ホームページに声明で「ディディエ・デシャン氏は、フランス代表監督に就任することでFFFのエル・ル・グラエ(Noel Le Graet)会長と合意した」と発表した。

 フランスが優勝を果たした1998年サッカーW杯フランス大会(1998 World Cup)と2000年の欧州選手権(UEFA Euro 2000)で主将を務めた43歳のデシャン氏は、代表監督を退任したローラン・ブラン(Laurent Blanc)氏の後任に就く。

 2012年の欧州選手権(UEFA Euro 2012)で、フランス代表をFFFが定めた最低限目標の準々決勝まで導いたブラン前監督だったが、ロッカールーム内での不協和音やサミル・ナスリ(Samir Nasri)の暴言などもあり、新たな契約を結ばなかった。

 デシャン氏が7月に入りフランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)の監督を辞任すると、すぐさま代表監督の最有力候補に浮上していた。

 デシャン氏の契約は、2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)までの2年間と見られ、フランスが本大会出場を決めれば2年間の契約延長が予想される。またアシスタントコーチには、マルセイユでも同職を務めたギー・ステファン(Guy Stephan)氏が就任するとみられている。(c)AFP