【7月7日 AFP】メジャーリーグ・サッカー(MLS)のモントリオール・インパクト(Montreal Impact)は6日、イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)を退団したアレッサンドロ・ネスタ(Alessandro Nesta)と18か月の契約を結んだことを発表した。

 イタリア代表として78試合に出場したネスタは、カナダのクラブチームで同じく元イタリア代表のマルコ・ディ・バイオ(Marco Di Vaio)とチームメイトになる。

 11-12シーズン終盤に「ACミランでの最後のシーズンだ」と明かしていたネスタは、「熟慮した結果、セリエAや欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)、イタリア杯(Italian Cup)などで常にプレーすることは難しいと思った。ベンチに座ることは性に合わないし、自分が必要とされてなければ家にいた方がまだいい」と語っていた。

 ラツィオ(SS Lazio)でプロとしてのキャリアを歩み始めたネスタは、1999-2000シーズンに同クラブのリーグ優勝に貢献した後、2002年にACミランに移籍した。

 ミランでは03-04シーズンと10-11シーズンにリーグ優勝、2002-03シーズンと06-07シーズンに欧州チャンピオンズリーグ制覇を果たし、2007年のクラブW杯(FIFA Club World Cup Japan 2007)でも優勝を飾った。

 また、前半を3-0とリードして折り返しながらも、タイトルをリバプール(Liverpool FC)に奪われた04-05シーズンの欧州チャンピオンズリーグ決勝に出場している。

 ネスタはイタリアが優勝した2006年のサッカーW杯ドイツ大会で負傷して以降、故障に悩まされていた。(c)AFP