【7月3日 AFP】75年前、世界一周飛行中に太平洋上で消息を絶った米国の女性飛行士アメリア・イアハート(Amelia Earhart)の謎を解明するべく結成された調査隊が3日、キリバス領ニクマロロ(Nikumaroro)島での調査に向けて出発する。

 調査を行う「歴史的航空機の発見を目指す国際グループ(The International Group for Historic Aircraft RecoveryTIGHAR)」は、イアハートが墜落後も生存していた可能性を、最先端機器を用いて探る予定だ。2009年に南大西洋に墜落したリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)発パリ(Paris)行きのエールフランス(Air France)機からフライトレコーダーを回収したのと同様の遠隔操作装置や、海底を調べるためのマルチビーム測深機が用いられるという。

 ニクマロロ島周辺では機体の残骸の目撃証言があったとされている。調査隊は、墜落を生き延びたイアハートがこの島で、一定期間生存していたという仮説を立てて調査を行っている。(c)AFP