【6月18日 Relaxnews】あなたがランナーで、もっと走りを極めたいと思っているなら、まだあまり知られていないインターバルトレーニング「Billat 30-30」に挑戦してみるのも手かもしれない。

 オンライン・ランニング雑誌「コンペティター(Competitor)」によると、最も素晴らしいランナーには2つの大きな特徴が備わっている。1つは高いVO2max(最大酸素摂取量)、もう1つはランニング中のエネルギー消費量を最小化させる能力だ。

 VO2maxを高めれば、より速く、よりハードに走ることが可能になる。そのため多くのトレーニングはVO2maxを高めるよう設計されている。最も一般的なアプローチは、5000メートル走の速いペースで約5分間走った後、2分間の軽いジョギングを行うというのを繰り返す方法だ。

 だが仏運動生理学者のベロニク・ビヤ(Veronique Billat)氏が考案した「Billat 30-30」は、VO2maxで走れる速度(vVO2max、有酸素的ランニング最高速度)で30秒間だけ走り、次の30秒間はその半分の速度で走るというのを、vVO2maxが維持できなくなるまで続けるトレーニングだ。熟練したランナーなら、およそ16~24回のインターバルを繰り返すことになるという。

 ランニング情報サイト「ランワークスRunworks.com」によればvVO2maxは、大半の人にとって「1マイル競走を走るタイム」だそうだ。

■コンペティター誌による「Billat 30-30」のガイドライン

・ 10分間の軽いジョギングでウオーミングアップ
・ タイマーを30秒に設定して、各インターバルの最初と最後に直ちにリセットすること
・ 30秒間vVO2maxで走る
・ 30秒間vVO2maxの半分の速度で走る
・ このプロセスを繰り返し、vVO2maxで走る予定の距離を走れなくなるまで続ける
・ 10分間軽いジョギングでクールダウンする

(c)Relaxnews/AFPBB News