【6月13日 AFP】4月30日に米国の合宿先で死亡した競泳のアレクサンダー・ダーレ・オーエン(Alexander Dale Oen)選手の解剖結果が12日、ノルウェーのエリートスポーツ選手を養成する機関から公表され、心臓の冠状動脈の凝血による心臓まひが死因だったことが明らかになった。

 養成機関オリンピアトッペン(Olympiatoppen)は「解剖結果はダーレ・オーエン選手が冠動脈の病気を抱えていたことを示してる。動脈硬化が原因で心筋内の血管が収縮するものだ」と、同国のアフテンポステン(Aftenposten)紙のウェブサイトに声明を発表した。

 また米国内で行われたこの解剖の結果では、ダーレ・オーエン選手が死去の1、2カ月前にも軽い心臓発作を起こしていたことが明らかになっている。

 ダーレ・オーエン選手は、ロンドン五輪に向けてアリゾナ(Arizona)州フラッグスタッフ(Flagstaff)でノルウェー代表チームの合宿に参加していた。(c)AFP

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