【6月4日 Relaxnews】自動車の購入を検討中の人は、どのような情報源よりも販売員の意見に耳を傾けるということが、このほど調査で明らかになった。

 インターネットが普及した今、口達者な販売員のセールストークになど左右されたくないと思っている人は多いはずだ。だが、米市場調査会社マリッツ(Maritz)が行った調査によると、購買客の22%は購入の最大の決め手として販売員を挙げた。これは、販売店ウェブサイト(8.6%)の約3倍に相当する。

 2番目に影響力が大きかった情報源は家族・友人や口コミ(18.7%)で、次いで米誌「コンシューマー・リポート(Consumer Reports)」など消費者情報媒体(18.4%)が続いた。

 興味深いことに、2011年の調査では過去5年の結果に比べ、販売員の重要度が大きく上昇した。マリッツのクリス・トラベル(Chris Travell)氏は、購入の決め手となるのは対人コミュニケーションだと指摘。ソーシャルメディアは販売努力の一助にはなるが、消費者がそれだけに頼ると考えるのは間違いだと分析している。(c)Relaxnews/AFPBB News