ブレイビク被告に遺族が靴投げる、ノルウェー銃乱射事件の公判で
このニュースをシェア
【5月12日 AFP】11日に行われたノルウェー銃乱射事件のアンネシュ・ベーリング・ブレイビク(Anders Behring Breivik)被告(33)の公判で、傍聴席にいた犠牲者77人の遺族の1人が「この人殺しめ、地獄へ落ちろ!」と叫び、同被告めがけて靴を投げ付ける場面があった。公判は4月16日に開始されたが、こうした緊迫した出来事が起きたのは初めて。
ブレイビク被告は2011年7月、オスロ(Oslo)市内で爆弾を爆発させ8人を殺害した後、ウトヤ(Utoeya)島で銃を乱射して69人を殺害した。男性は、検視官がウトヤ島の犠牲者の検視報告を終えたときに突然立ち上がり、少し離れた所に座っていたブレイビク被告に黒い靴を投げ付けた。靴は同被告には命中せず、被告と傍聴席の間に座っていた弁護士の1人に当たったが、生存者や親族らからは「ブラボー」という歓声や拍手があがり、涙を流す人も見られた。
靴が当たった弁護士はAFP通信に「幸い、飛んできたのはただの靴だった」と語った。
靴を投げたのは、兄弟がウトヤ島で殺害されたイラク国籍の男。男はすぐに警備員に取り押さえられ、法廷の外へ連れ出された。その間、男は涙を流しながら、英語で「地獄へ落ちろ!」と叫び続けた。
公判は一時中断されたが、数分後に再開すると、ブレイビク被告は「もし私に何かを投げ付けたいのなら、私が法廷に入ってくる時か、退出する時に私めがけてやるがいい。わたしの弁護士には投げないでくれ」と述べた。(c)AFP/Pierre-Henry Deshayes
【関連記事】ノルウェー銃乱射事件、裁判所前で市民4万人の大合唱
ブレイビク被告は2011年7月、オスロ(Oslo)市内で爆弾を爆発させ8人を殺害した後、ウトヤ(Utoeya)島で銃を乱射して69人を殺害した。男性は、検視官がウトヤ島の犠牲者の検視報告を終えたときに突然立ち上がり、少し離れた所に座っていたブレイビク被告に黒い靴を投げ付けた。靴は同被告には命中せず、被告と傍聴席の間に座っていた弁護士の1人に当たったが、生存者や親族らからは「ブラボー」という歓声や拍手があがり、涙を流す人も見られた。
靴が当たった弁護士はAFP通信に「幸い、飛んできたのはただの靴だった」と語った。
靴を投げたのは、兄弟がウトヤ島で殺害されたイラク国籍の男。男はすぐに警備員に取り押さえられ、法廷の外へ連れ出された。その間、男は涙を流しながら、英語で「地獄へ落ちろ!」と叫び続けた。
公判は一時中断されたが、数分後に再開すると、ブレイビク被告は「もし私に何かを投げ付けたいのなら、私が法廷に入ってくる時か、退出する時に私めがけてやるがいい。わたしの弁護士には投げないでくれ」と述べた。(c)AFP/Pierre-Henry Deshayes
【関連記事】ノルウェー銃乱射事件、裁判所前で市民4万人の大合唱