【5月11日 AFP】英BBCテレビの天気予報コーナーに10日、チャールズ皇太子(Prince Charles、63)がキャスターとして登場した。

 この日、カミラ夫人(Camilla、Duchess of Cornwall)とともにグラスゴー(Glasgow)にあるBBCスコットランド放送局を視察に訪れていたチャールズ皇太子は、天気図を背景にカメラを見据えて堂々と原稿を読み上げた。「きょうの午後は冷え込むでしょう。スコットランドのほぼ全域で雨模様となり風も強いでしょう」

 続いて皇太子は、英王室の御用邸があるバルモラル(Balmoral)について「午後にかけて、にわか雪の恐れがあります――いったい、こんな原稿を書いたのは誰だ?」とおどけた。一方、エアシャー(Ayrshire)州にあるマナーハウス、ダンフリーズ・ハウス(Dumfries House)の天候は「ときどき晴れ」だったことには「よし!」と満足げな表情を見せた。

 全体的には芳しくない天気予報の締めくくりには、「きょうが休日でなくて良かったね」と笑ってみせた。続いてカミラ夫人も登場して原稿を読み上げた。

 皇太子夫妻のお天気キャスターぶりについて、BBCの本職天気キャスターは「完ぺきだった」と絶賛。おかげで自分は失職するかもしれないと冗談を飛ばした。

 チャールズ皇太子は気候変動や環境問題に関心が高いことでよく知られており、ロンドン(London)で前月プレミア上映された気候変動に関するドキュメンタリー映画「ハーモニー(Harmony)」ではナレーションを務めている。(c)AFP