【5月8日 AFP】韓国関税庁は7日、薬や強壮剤の名目で韓国に密輸されている中国産の「人肉カプセル」について、取り締まりの強化を発表した。カプセルの中身は、胎児や死産した新生児の肉を乾燥させて作った粉末だ。

 韓国関税庁の発表によると前年8月以降、当局は「人肉カプセル」の密輸35件を摘発、カプセル1万7451錠を押収した。

 関税庁は、倫理的な問題を指摘すると共に、カプセルが耐性のあるバクテリアや病気を引き起こす微生物などで汚染されていた例もあったとして警告している。

 カプセルの多くは中国北東部の吉林(Jilin)省延辺朝鮮族自治州(Yanbian Korean Autonomous Prefecture)の延吉(Yanji)の他、山東(Shandong)省青島(Qingdao)や天津(Tianjin)市から送られていた。中には正規の医薬品のパッケージに隠して持ち込まれていた例もあったという。

 韓国当局では現在、空港で「中国の一部地域」からの到着便の監視を強化し、搭乗客全員の荷物検査の回数を増やしている。これまでのところ組織犯罪が関与した例は見つかっておらず、摘発された大半は個人の旅行客で、なかには中身が何かを知らずに持ち込んだと主張する者もいた。

 朝鮮日報(Chosun Ilbo)によれば、カプセルは漢方薬の薬局などで1錠4万~5万ウォン(約2800~3500円)の高値で販売されているという。(c)AFP