【5月7日 AFP】ロシアの首都モスクワ(Moscow)で6日、翌日に控えたウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相の3度目の大統領就任に抗議するデモ行進が行われ、機動隊と衝突して、反政権派指導者らを含む400人以上が身柄を拘束された。

「100万人の行進」と名付けられたデモは、モスクワの大通りを通って、前年12月から相次いでいるプーチン氏への抗議デモの皮切りとなった集会の会場となった広場まで行進する計画だった。群集は見渡す限りに広がり、デモ参加者数は主催者側によると数万人規模。一方、警察当局は8000人と発表した。

 しかし、クレムリン(Kremlin)へと続く主要の橋を機動隊が制圧したことから、押し戻された群衆が渋滞を作り、衝突に発展した。警察当局は、デモ隊が当局者に石や水ボトルを投げたためデモ参加者400人以上を拘束したと述べている。また、群衆のただ中で座り込みの抗議を企てたとして反政権派指導者らを非難した。(c)AFP/Maria Antonova and Antoine Lambroschini