【5月6日 AFP】11-12ドイツ・ブンデスリーガ1部は5日、最終第34節の試合が各地で行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は4-0でSCフライブルク(SC Freiburg)に快勝し、シーズン最多勝ち点記録を更新した。

 ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督率いるドルトムントは、ヤクブ・ブワシチコフスキ(Jakub Blaszczykowski)とロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)のポーランド代表コンビがそれぞれ2得点を挙げ、リーグ戦の無敗記録を28試合に伸ばした。

 リーグ連覇を決めているドルトムントは、今シーズンの勝ち点を81に伸ばし、長い間破られることがなかったリーグのシーズン最多勝ち点記録を更新した。

 1勝に与えられる勝ち点が2だった1970年代にバイエルンは54点を獲得している。これを現在の勝ち点3で計算すると、1973年当時のバイエルンは勝ち点79を獲得していた。

■ケルンが2部降格、ヘルタ・ベルリンが昇格・降格プレーオフ進出へ

 一方、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に1-4で敗れたケルン(1. FC Cologne)の2部降格が決定し、退場者を出した1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)に3-1で勝利したヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)が2部リーグ3位チームとの昇格・降格プレーオフに進出した。

 ヘルタ・ベルリンは前半14分にアニス・ベン・ハティラ(Anis Ben Hatira)の直接フリーキック(FK)で先制すると、ハーフタイム直前にはホッフェンハイムのライアン・バベル(Ryan Babel)が退場処分となり、数的有利となって前半を折り返した。

 後半にベン・ハティラとラファエル(Raffael)のゴールでリードを広げたヘルタ・ベルリンは、ホッフェンハイムの反撃を1点に抑え、16位の座を確保した。

 ケルンはホームでバイエルンに敗れ、イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)に移籍することが決まったルーカス・ポドルスキー(Lukas Podolski)を勝利で送り出すことができず、17位で2部に降格した。

 前半34分にバイエルンのトーマス・ミュラー(Thomas Mueller)に先制点を許したケルンは、後半に入ると主将を務めるペドロ・ジェロメル(Pedro Geromel)のオウンゴールとアリエン・ロッベン(Arjen Robben)のゴールで追加点を許し、その後1点を返したものの、終盤に4失点目を喫した。

■フンテラールが得点王に輝く、ハノーバーはEL出場権獲得

 同日行われたその他の試合では、ハノーバー96(Hannover 96)が2-1でカイザースラウテルン(1.FC Kaiserslautern)に勝利し、VfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)に2-3で敗れたVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)を抑え、7位でヨーロッパリーグ2012-13(UEFA Europa League 2012-13)出場権を獲得した。

 ステファン・キースリング(Stefan Kiessling)がハットトリックの活躍を見せたバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)は、ニュルンベルク(1. FC Nuremberg)に4-1で勝利し、元ドイツ代表ミヒャエル・バラック(Michael Ballack)のレバークーゼンでの最後の試合を勝利で飾った。

 シャルケ04(Schalke04)はクラース・ヤン・フンテラール(Klaas-Jan Huntelaar)の2得点を挙げる活躍で、ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)を3-2で破った。フンテラールは今シーズンのリーグ戦で29得点を記録し、得点王に輝いている。(c)AFP 

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