【5月2日 AFP】ノルウェー水泳連盟(Norges Svommeforbund)は1日、競泳のアレクサンダー・ダーレ・オーエン(Alexander Dale Oen、26)選手が合宿を行っていた米国で死去したと発表した。

 ダーレ・オーエン選手は、ロンドン五輪に向けたノルウェー代表チームの合宿先であるアリゾナ(Arizona)州 フラッグスタッフ(Flagstaff)のプール内のシャワールームで死亡しているのが4月30日に発見された。死因は不明。

 同連盟によると、チームメイトがダーレ・オーエン選手がいつになくシャワーを浴びている時間が長い事に気付き、ドアをノックしても返事がなかったことからシャワー内に入ったところ、倒れていたダーレ・オーエン選手を発見したという。

 同連盟は「心拍を取り戻すための処置を1時間以上繰り返したものの、現地時間午後9時にアレクサンダー・ダーレ・オーエンは死亡を宣告された」と声明を発表している。

 ノルウェー地元紙の報道によると、ダーレ・オーエン選手は当日も家族と連絡を取り合うなど、変わった様子はなかったという。

 ダーレ・オーエン選手は北京五輪の男子100メートル平泳ぎで銀メダルを獲得し、同国出身の競泳選手としては初めてメダルを手にした。また、2011年に上海(Shanghai)で行われた第14回世界水泳選手権(14th FINA World Championships)男子100メートル平泳ぎでは金メダルを獲得している。(c)AFP

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