【4月29日 AFP】11-12イングランド・プレミアリーグは28日、第36節の試合が各地で行われ、サッカー欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)の出場を狙うニューカッスル(Newcastle United)は0-4でウィガン(Wigan Athletic)に敗れた。

 リーグ戦6連勝を飾り、前節には欧州最高峰の戦いへの切符を手にすることができる4位に順位を上げていたニューカッスルだったが、前半13分と15分にビクター・モーゼス(Victor Moses)に立て続けに得点を許すと、同36分にショーン・マロニー(Shaun Maloney)、同ロスタイムにフランコ・ディサント(Franco Di Santo)と、ウィガンに4失点を喫した。勝ったウィガンは、今季リーグ戦残り2試合として、降格圏のチームとの勝ち点差を3に広げている。

 ニューカッスルが思いもよらぬ敗戦をする中、アーセナル(Arsenal)はストーク・シティ(Stoke City)と1-1で引き分けて、3位の座を堅固なものとした。

 前半9分にストークのピーター・クラウチ(Peter Crouch)に先制点を許したアーセナルだったが、同15分にロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)が今季公式戦35得点目となるゴールで同点に持ち込んだ。勝ち点1を手にしたアーセナルは4位ニューカッスルとの勝ち点差を4に広げ、リーグ戦残り2試合で連勝をすれば、欧州チャンピオンズリーグ2012-13の出場権を獲得することになる。

 一方、リバプール(Liverpool FC)はルイス・スアレス(Luis Suarez)のハットトリックの活躍で3-0でノリッジ・シティ(Norwich City)に勝利した。前半に2得点していたスアレスは、後半37分に約40メートルのロンングシュートを決め、クラブ移籍後初の1試合3得点を達成した。チームは公式戦ここ7試合で2勝目、2012年に入ってからリーグ戦4勝目となる白星を手にした。

 同日行われたその他の試合では残留を争う戦いが繰り広げられた。ボルトン・ワンダラーズ(Bolton Wanderers)は2-2でサンダーランド(Sunderland AFC)と引き分け、降格圏から抜け出すことに失敗した。また、アストン・ビラ(Aston Villa)はウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich Albion、WBA)と0-0で引き分け、降格圏の泥沼に足を取られたままとなった。

 降格の決定したウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)は、一時は0-3、1-4と2度も3点差をつけられながらも、4-4でスウォンジー・シティ(Swansea City)と引き分け、エバートン(Everton)は2試合連続の4得点で4-0とフラム(Fulham)に快勝している。(c)AFP/Rob Woollard