日本が世界フィギュア国別対抗戦で優勝、鈴木がコストナー破る
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ペア・フリースケーティング(FS)で合計177.56点を記録し3位に入った高橋成美(Narumi Takahashi)/マービン・トラン(Mervin Tran)組(2012年4月21日撮影)。(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA
【4月22日 AFP】世界フィギュアスケート国別対抗戦2012(World Team Trophy Figure Skating Championship 2012)は21日、東京で最終日が行われ、日本は鈴木明子(Akiko Suzuki)が女子シングル・フリースケーティング(FS)で首位に立ち、合計55点で優勝した。
鈴木は世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2012)で優勝したイタリアのカロリーナ・コストナー(Carolina Kostner)を抑え、日本の優勝に大きく貢献した。
20日に行われた男子シングルで、高橋大輔(Daisuke Takahashi)がカナダのパトリック・チャン(Patrick Chan)に2シーズンぶりに黒星をつけた日本は、総合で計55点を獲得し、自国で開催した今シーズン最後の大会を制した。
2009年大会で優勝した米国が53点で2位に、カナダが42点で3位に入った。
■SP2位発進の鈴木がコストナーを抑えて首位に
ショートプログラム(SP)で鈴木に1.97点差の首位に立っていたコストナーは、3回転と2回転のコンビネーションジャンプでつまずくと、ダブルアクセルは回転不足に終わり、フリーでの得点は116.24点と伸び悩み、合計185.72点で2位に終わった。
FS終了後、練習不足の影響でいつもより自信が欠けていたことを認めたコストナーは、「鈴木選手の母国開催なので、試合前に幸運を祈っていると声をかけた。彼女の勝利はとてもうれしい」と語った。
3月の世界選手権で銅メダルを獲得した鈴木は、ヨハン・シュトラウス2世(Johann Strauss)の「こうもり(Die Fledermaus Overture)」に合わせて演技を披露し、ミスを3回転ループの回転不足だけに抑えた。
3回転ジャンプで4度の着氷に成功した鈴木は、ステップとスピンで最高難度のレベル4の評価を獲得し、フリーで120.28点、合計187.79点を記録した。
日本の優勝に貢献したことについて、鈴木は「結果は良かったけれど、内容は不完全燃焼でした。来シーズンも頑張らなければならないという気持ちになった」と語っている。
2月のフィギュアスケート四大陸選手権(ISU Four Continents Figure Skating Championships 2012)で優勝した米国のアシュリー・ワグナー(Ashley Wagner)は、クリント・マンセル(Clint Mansell)の「ブラック・スワン(Black Swan)」に合わせた演技でフリー首位となる122.29点を記録し、合計179.81点で3位に入った。
ワグナーは「ブラック・スワンの演技は好きなプログラムだけれども、完璧にできたことはあまりなかった。シーズン最後のプログラムで素晴らしい滑りができて、最高の締めくくりになった」と語っている。
一方、ペアFSではロシアのベラ・バザロワ(Vera Bazarova)/ユーリ・ラリオノフ(Yuri Larionov)組が首位に浮上し、日本の高橋成美(Narumi Takahashi)/マービン・トラン(Mervin Tran)組は3位に入った。
■コストナー「団体戦は素晴らしいアイデアだと思う」
3日間にわたって開催された今大会は、2011-12シーズンの成績上位6か国の中で選抜された男女シングル各2人、ペア1組、アイスダンス1組による団体戦形式で行われ、2014年ソチ冬季五輪で五輪初採用となる。
お祭りのような盛り上がりを見せた同大会では、演技後に得点発表を待つキスアンドクライの後方に設けられた応援席で各国の選手が装飾のついたヘアバンドやメガネ、コスチュームを着用し、ラッパやタンバリンなどの楽器を持って歓声を上げていた。
コストナーは団体戦について、「素晴らしいアイデアだと思う。私のチームは一丸となって他の国にも声援を送っていたので最高だった。とても誇りに思っています」と語った。(c)AFP/Shigemi Sato