【4月21日 AFP】11-12ドイツ・ブンデスリーガ1部は21日、第32節の試合が各地で予定され、現在2位バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に勝ち点8差をつけて首位に立つボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は、ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)との試合に勝利すればリーグ連覇を達成する。

 しかし、メンヘングラッドバッハのマルコ・ロイス(Marco Reus)は、来シーズンから加入することが決まっているドルトムントの優勝を阻止しようと目論んでいる。

 22歳のロイスは、ドルトムントと12-13シーズンからの3年契約を交わしているが、自動的に欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)本大会へ出場できるリーグ3位以内に入ることを目指すメンヘングラッドバッハへの忠誠心を捨ててはいない。

 移籍金1750万ユーロ(約17億3250万円)でドルトムントに移籍するロイスは「もちろん、優勝決定を阻みたいと考えている。僕たちも3位シャルケ04(Schalke04)を勝ち点1差で迫っているし、全力で戦うよ。僕の見解では、99パーセントの確率でドルトムントが王者になり、祝福したいと思っている。だけど今は勝ち点を奪い、3位に浮上するチャンスをものにしたいんだ」と語った。

 一方、ドルトムントに所属するセンターバック(CB)のネヴェン・スボティッチ(Neven Subotic)は、サッカー専門誌「キッカー(Kicker)」に対し、来シーズンからロイスをマークする必要がないことを喜んでいると明かした。

 セルビア代表のスボティッチは、「彼を抑えるのは誰にとっても大きな挑戦だと思う。マルコがドルトムントに加入することを嬉しく思う。彼は素晴らしいテクニックの持ち主で、驚くべき速さも兼ね備えている」と話している。

■レアル・マドリードとの第2戦に照準を合わせるバイエルン

 現在リーグ戦で2位につけるバイエルンは、17日に行われた欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)準決勝第1戦で、レアル・マドリード(Real Madrid)に2-1で先勝した。
 
 5月12日に行われるドイツカップ2011-12(German Cup 2011-12)決勝でドルトムントと対戦するバイエルンは、国内リーグの優勝が不可能であることをすでに認めており、敵地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)での第2戦へ弾みをつけるためにも、ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)との試合に集中しなければならない。

 バイエルンのユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)監督は、スペインで行われるチャンピオンズリーグ第2戦へ向けて、足首の故障から復帰したばかりのバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)がブレーメン戦にフル出場する予定であることを明らかにした。

 ハインケス監督は「レアル・マドリードとの第1戦でシュバインシュタイガーは60分で交代したが、ブレーメン戦では90分間出場し、調子を上げてもらう。彼はチームにとって重要な存在だ」と話した。

 一方、最近6試合で3敗3分けと不振に陥り、勝利を渇望しているブレーメンだが、トマス・シャーフ(Thomas Schaaf)監督は「チャンスはないに等しい。数字だけでみれば、バイエルンの方が私たちより優れている」と話しており、厳しい試合になることを認めている。

 しかしながらブレーメンのクラウディオ・ピサロ(Claudio Pizarro)は、「バイエルンがリーグ優勝する可能性はない。僕らのホームでの試合だし、相手はきっとレアル戦のことで頭が一杯だろうから、大きなチャンスだ」と話し、チャンピオンズリーグ決勝進出を目指すバイエルンを現実に引き戻すことに意欲を示した。

■佳境を迎えた残留争い、カイザースラウテルンは敗れれば降格へ

 19日にクラブの公式ウェブサイトで元スペイン代表のラウル・ゴンザレス(Raul Gonzalez)の退団を発表したばかりの3位シャルケは、FCアウクスブルク(FC Augsburg)と対戦する。

 また、降格圏内に低迷するヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)とカイザースラウテルン(1.FC Kaiserslautern)が直接対戦する。カイザースラウテルンは負ければ降格決定となり、ヘルタは勝てば降格圏脱出へ望みをつなぐことができる。(c)AFP/Ryland James