【4月19日 AFP】神の存在を信じる人が世界で最も多いのはフィリピンで、また世界的に高齢になるほど信心深い傾向があるとの研究結果を、米シカゴ大学(University of Chicago)の全国世論調査センター(National Opinion Research CenterNORC)が18日発表した。

 研究は1991年、1998年、2008年に欧米やチリ、日本、ニュージーランド、オーストラリアなど30か国で行われた調査のデータを分析したもの。対象国のほとんどで国民の大半をキリスト教徒が占めている。

 NORCによれば、神への信仰心が最も強かったのは米国とカトリック諸国で、最も弱かったのはスカンジナビア諸国や旧共産圏諸国だった。

 フィリピンでは94%が「常に神を信じてきた」と答え、チリ(88%)と米国(81%)がそれに続いた。神を信じる人が最も少なかったのは旧東ドイツ(13%)とチェコ(20%)だった。

 無神論が最も広がっているのはポーランド以外の旧共産圏とスカンジナビア半島の国々だが、信仰心はロシア、スロベニア、イスラエルを除き、世界全体で低下しつつある。

 また高齢者のほうが、より強い信仰心を持つ傾向があるとの結果も報告されている。68歳以上の回答者のうち平均43%が神の存在を信じると答えた一方、27歳以下では23%にとどまった。58歳を境目に、信仰に目覚める人の数が急増しているという。

 ちなみに米国では28歳以下の54%、68歳以上の66%がそれぞれ神の存在を信じると答えており、フランスの若年層8%、高齢者層26%と対照的な結果となっている。(c)AFP