【4月19日 AFP】2012年ロンドン五輪開幕まで100日となった18日、大会組織委員会が五輪のモットー「世代を超えたインスピレーション(Inspire a generation)」を発表した。 

■成功に自信を見せる組織委員会

 カウントダウンを記念したイベントは英国を始め世界中で行われ、各関係者は「順調に準備が進んでいる」と世界最大のスポーツ祭典の成功に自信を示した。

 ロンドン(London)南西部に位置する英国王立キュー植物園(Royal Botanic Gardens, Kew)では、ヒースロー空港(Heathrow Airport)に着陸する飛行機から見ることができる、五輪のマークである五色の輪が2万本の花で形作られた。

 植物園での式典に参加した組織委員会ののセバスチャン・コー(Sebastian Coe)会長は、「われわれは高い期待を裏切らない。今日は、開会式まであと100日という記念すべき日。つまり100日後に私たちは世界の人々を温かく迎える」とコメントした。
 
 またコー会長は、モットーがロンドン五輪を通して全競技が永遠に残る本物の遺産となってほしいという願いに基づいていることを説明し、「これ(モットーの基盤)は開催が決まってから今日に至るまでずっと言い続けてきたこと。モットーは胸の高鳴りとこの組織のDNAを表し、英国で競技に臨み、世界中を魅了する全ての選手へのスローガンだ」話した。

■五輪開催地で懸念される問題と残る準備

 成功を確信する楽観的な空気が漂う中、ロンドン五輪のポール・ダイトン(Paul Deighton)最高責任者は、「まだ膨大な準備が残されている」と指摘した。一部会場では、20万席分が未完成など建設が続いている。

 ダイトン氏は、「自己満足に浸るリスクのことを指摘させてもらえば、今の世の中、被害妄想を持った者の方が成功すると断言できる」とコメントした。

 この他にも、ロンドンの交通機関がどれほど効率よく機能するかが懸念されている。安全面では、五輪の開催が決定した翌日の2005年7月7日に地下鉄と公共バス内で起き、52人が犠牲となった自爆テロなどを受け、警備強化などの課題が上がっている。英国は五輪期間中、兵士や警察官、警備員など4万人を動員するとしている。

 ヒュー・ロバートソン(Hugh Robertson)英スポーツ大臣は、ここ最近は目立ったテロ事件などが見受けられないことを強調し、「あと100日となった今、これ以上の自信はないくらい絶対に安全な大会になることを保証する」とコメントしている。

 7月27日にロンドン(London)東部ストラットフォード(Startford)の会場で行われる開会式では、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)が開会宣言を行う。

 組織委員会は、北京五輪の規模のイベントや資金投じは不可能だとしているが、式典で行われるショーの企画には国内屈指の創造力を用い、英国らしさのある印象的なものに仕上げようとしている。(c)AFP/Robin Millard