【4月13日 AFP】東京都江戸川区の葛西臨海水族園(Tokyo Sea Life Park)は12日、前月初めに同園から逃げ出したフンボルトペンギンの幼鳥1羽の捜索を打ち切ると発表した。
 
 同園はこれまで毎日、川岸を徹底捜索してきた。しかし同園の杉野隆(Takashi Sugino)氏はAFPに対し、ペンギンは東京湾付近の川のどこかで無事に生きていると信じているが、遠くまで泳いでいったのであれば東京湾は広く、発見は難しいと説明。1か月近く捜索しても見つからないのではもはや打つ手がないと述べた。

 同園ではバードウォッチャーらの協力も仰いだが有力な情報は得られなかった。杉野氏は、8月には逃げたペンギンの毛が白黒に替わり、一般人でも認識しやすくなるため新たな目撃情報が得られるのではないかと期待している。(c)AFP

【関連記事】葛西臨海水族園からペンギンの幼鳥が脱走、旧江戸川の河口で目撃