【4月10日 AFP】ニューヨーク(New York)の公衆電話の一部が、タッチスクリーンを搭載したタブレットに置き換えられる。ニューヨーク市当局が9日、明らかにした。

 この試験プログラムは来月スタート予定で、同市内の250か所の電話ボックスに、電話ではなく32インチ(81センチメートル)のタッチスクリーンが設置される。

 新しいタッチスクリーンは数か国語で表示され、同市技術課のニコラス・ズボルドーネ(Nicholas Sbordone)広報担当によると、観光客や地元住民が近隣のレストランやバーゲン、エンターテインメントなどの情報を得られるようにするのが狙いだという。

 同時に「311」への直通ダイヤルもあり、市当局に対する緊急性の低い苦情や質問にも対応する。

 現在のところ、このタッチスクリーンから自由にインターネット検索は出来ないことになっている。だが、この試験プログラムが順調に進めば、1万2800台の既存の公衆電話にも適用され、Eメールやスカイプを使った通話も可能になる予定。(c)AFP