2011年大会は、11-12シーズンを休養に充てた安藤美姫(Miki Ando)が優勝し、2008年大会と2010年大会で優勝している浅田は6位に終わった。

 トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を武器としている浅田だが、ここ数シーズンは技術的に難易度の高いジャンプに苦しんでいる。

 浅田の金メダル獲得について吉岡氏は、「四大陸でアシュリー・ワグナー(Ashley Wagner)に負けているが、あの時も完璧な状態ではなかったので、チャンスは十分にあると思うし、本人をそれを当然狙っている。彼女は総合的な力を持っている。アクセルがキチンと入っていれば、そんな簡単に負けることは無いと思います」と語った。

 NHK杯(NHK Trophy 2011)で浅田を破り、GPファイナルではイタリアのカロリーナ・コストナー(Carolina Kostner)に次いで2位に入った鈴木明子(Akiko Suzuki)も、メダルを計算できる実力を備えている。