【3月27日 AFP】米ワシントンD.C.(Washington D.C.)に日本から桜が寄贈されてから100周年を記念する行事の一つとして、江戸時代の絵師・伊藤若冲(Ito Jakuchu)の作品が30日から1か月間、ワシントンにあるナショナル・ギャラリー(National Gallery of Art)で展示される。

「動植綵絵(さいえ)」全30幅が海外で始めて同時に公開される。ナショナル・ギャラリーのアール・パウエル(Earl Powell III)館長は、「日本史上最も重要で素晴らしい花の絵のコレクション」を一般の人が目にできる生涯に一度の機会だと述べた。

 伊藤若冲は1716年、裕福な問屋に生まれ、1755年には禅と絵に専念する道を選んだ。動植綵絵は完成までに10年近くかかった。(c)AFP