【3月22日 AFP】11-12スペイン1部リーグは21日、第29節の試合が行われ、退場者を2人出したレアル・マドリード(Real Madrid)は、ビジャレアル(Villarreal CF)と1-1で引き分け、2位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差は6となった。

 レアル・マドリードは後半17分にクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)のゴールで先制したものの、同38分にビジャレアルのマルコス・セナ(Marcos Senna)に直接フリーキック(FK)を決められ、1-1の同点に追いつかれた。

 その後レアル・マドリードは、判定に抗議したジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が退席処分を命じられると、後半40分にはセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)がこの日2枚目のイエローカードで退場処分になり、その判定に抗議したメズート・エツィル(Mesut Ozil)もレッドカードで一発退場処分となった。

 試合後、ロナウドは「試合を奪われた」と繰り返しながらピッチを去ったと報じられ、モウリーニョ監督とクラブ関係者は会見場に姿を見せなかった。

■バレンシアが最下位サラゴサに敗戦、レバンテが差を縮める

 同日行われたその他の試合では、3位バレンシア(Valencia CF)が1-2でレアル・サラゴサ(Real Zaragoza)に敗れた。

 前半9分にパブロ・エルナンデス(Pablo Hernandez)が先制点を挙げたバレンシアだったが、最下位に沈むサラゴサのアントニオ・アポニョ(Antonio Apono)に2ゴールを奪われると、終盤にはフランコ・ズクリーニ(Franco Zuculini)が2枚目のイエローカードを受けて退場処分となった。

 4位につけるレバンテ(Levante)は、レアル・ソシエダ(Real Sociedad)に3-1で勝利し、3位バレンシアとの勝ち点差を3に縮めている。

 ソシエダに先制されたレバンテは、ホセ・ハビエル・バルケーロ(Jose Javier Barkero)、アルーナ・コネ(Arouna Kone)、シャビ・トーレス(Xavi Torres)のゴールで逆転した。

 アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は、ラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)が2得点を挙げる活躍を見せ、アスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)を2-1で下し、欧州カップ戦出場権獲得に前進した。

 敗れたビルバオは、ヨーロッパリーグ2011-12(UEFA Europa League 2011-12)決勝トーナメント2回戦でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を退けているものの、リーグ戦では3連敗を喫している。(c)AFP/Dermot Ledwith