【3月21日 AFP】日産自動車(Nissan Motor)は20日、インドネシアをはじめとする新興国での低価格帯の自動車需要に応えるため、「ダットサン(Datsun)」ブランドを復活させると発表した。

 1930年にデビューした「ダットサン」ブランドは、その手ごろな価格設定から特に米国での人気が高かったが、1981年以降は「ニッサン(Nissan)」ブランドに統合されていた。「ダットサン」ブランドの新モデルは、インドネシア、インド、ロシアの3か国で2014年から販売される。

 インドネシアの首都ジャカルタ(Jakarta)で記者会見したカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)社長は、「ダットサンはわが社の歴史の1ページ。手ごろな価格で信頼性の高い車の代名詞だ」と述べ、新しいダットサンには現代的な要素を取り入れ、燃費などの面で品質の高い車になると説明した。

 日産は今後、「ニッサン」、「インフィニティ(Infiniti)」、「ダットサン」の3ブランドで世界展開を推進する。

 またゴーン社長は19日にスシロ・バンバン・ユドヨノ(Susilo Bambang Yudhoyono)インドネシア大統領と会い、インドネシア・西ジャワ(West Java)州の同社工場に4億ドル(約330億円)を投資し、2014年までに年間生産台数を現在の10万台から25万台に増強する計画を明らかにした。(c)AFP