【3月21日 AFP】サッカーイタリア杯2011-12(Italian Cup 2011-12)は20日、準決勝第2戦が行われ、ユベントス(Juventus)が延長戦の末に2試合合計スコア4-3でACミラン(AC Milan)を破り、03-04シーズン以来となる決勝に進出した。

 第2戦を2-1で制し延長戦に持ち込んだミランだったが、最終的に第1戦の敗戦が結果に響くことになった。

 前半28分にアレッサンドロ・デル・ピエロ(Alessandro Del Piero)のゴールで先制したユベントスは、後半に入るとジャメル・メズバー(Djamel Mesbah)とマキシ・ロペス(Maxi Lopez)のゴールでミランに逆転を許し、2試合合計スコアで3-3の同点に追いつかれたが、迎えた延長戦でミルコ・ブチニッチ(Mirko Vucinic)が決勝点を挙げた。

 90分以内の結果としては敗戦を喫したユベントスだったが、今シーズンの公式戦無敗記録を守った。

 試合後にユベントスのデルピエロは、「決勝に勝ち進めたことは僕らにとって大きな意味を持っているし、誇りに思う。自分がゴールを決め、決勝に進出することができて嬉しいよ」と喜びを語った。

 一方、敗れたミランのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、「チームのパフォーマンスには満足している。良い試合だった。選手たちが全力を尽くしてくれたので、敗退という結果を残念に思う。本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)の結果が痛手になった」と話し、第1戦の敗戦が痛手になったことを認めた。(c)AFP/Barnaby Chesterman