【3月17日 AFP】サッカー、中国スーパーリーグ(1部)の上海申花(Shanghai Shenhua)に移籍したニコラ・アネルカ(Nicolas Anelka)が16日、北京国安(Beijing Guoan)との試合に出場し、移籍後初得点を記録したものの、チームは2-3で敗れた。

 イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsernal)やチェルシー(Chelsea)でプレーした経歴を持つアネルカは、1-2で迎えた後半に北京国安のまずい守備からゴールを奪い、試合を2-2の同点に戻したが、その後チームは決勝点を許し、「中国ダービー」で黒星を喫した。

 10日に行われた江蘇舜天(Jiangsu Sainty)との試合を故障のため出場せず、今回の試合も欠場すると予想されていたアネルカだが、北京(Beijing)の工人体育場(Workers' Stadium)に集まった約4万人の観衆の前に姿を見せ、新天地デビューを果たし、自身の名前を叫ぶ150人のサポーターにお辞儀をした。

 上海申花のサポーターの中には、2011年12月に中国サッカー史上最高額となる週給推定27万ユーロ(約2970万円)で契約を交わしたアネルカのデビュー戦を見届けたいとの思いから、上海から北京までの一番安い汽車に乗り、15時間をかけて駆け付けた人もいた。(c)AFP