【3月16日 AFP】4日のロシア大統領選で当選したウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相は15日、5月6~9日の4日間を連休にするよう命じた。

 ロシア政府のウェブサイトによると、プーチン首相は会議の席上「この時期、家庭菜園や庭の手入れのために休日が欲しいと思っている国民はたくさんいる」と述べ、「4連休だ。これに合わせて(重工業の)生産作業を合理化するように」と大型連休のために就業日をずらす命令に署名した。

 9日は第二次世界大戦(World War II)の戦勝記念日で、7日の月曜日はプーチン首相の大統領就任式が予定されている。

 連休は庭いじりのためと語ったプーチン氏だが、田舎のダーチャ(家庭菜園などがあるコテージ)に行ってしまった人は大統領就任式には来ないだろう、という点には触れなかった。

 今月4日に投開票された大統領選でプーチン首相は63%を超える票を獲得して通算で3期目となる大統領の座を手にしたが、選挙前の数か月にわたって1990年代初頭以降では最大規模の政権への抗議行動が行われていた。

 野党勢力は5月上旬にプーチン首相の大統領就任に反対する抗議活動を行う方針を示している。(c)AFP