【3月2日 AFP】ギリシャ警察当局によると、同国北東部コモティニ(Komotini)で1日、廃棄物管理会社を解雇された男(52)がこの会社のオーナーら2人に発砲し負傷させ、別の従業員2人を人質に社内に立てこもる事件が起きた。

 人質は12時間後に無事解放され、男は警察に投降し逮捕された。負傷した2人は病院に運ばれたが、同社広報によれば命に別状はないという。警察によると同社は最近、300人いた従業員の約半数を解雇していた。

 会社側によれば、2000年に入社したこの男は、情緒不安定や品行不良を理由に解雇されたという。

 一方、地元労働組合トップによると男は管理職だったが、解雇され経済的に非常に苦しい状況に陥っていたという。また、この地域の失業率は40%近くに達しており、労働者の間で報復欲求が高まっているという。

 長引く経済危機から抜け出せないギリシャでは、失業者は100万人を超えているが、同国経済の2012年中の回復は難しいとみられている。(c)AFP