【3月2日 AFP】米大リーグ(MLB)のボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)で長年にわたって主将を務めた捕手のジェイソン・バリテック(Jason Varitek)が1日、キャンプ地のフロリダ州のトレーニング施設で引退を発表した。

 15年間レッドソックス一筋だったバリテックは会見で、「引退の決断を軽く考えてはいなかった。自分のキャリアの中で下したものとしては、最も難しい決断だったと思う。大リーグでのキャリアを同じ場所で始めて、同じ場所で終わらせることができる機会に恵まれたのが、今日ここにいる理由だ」と感慨深げにコメントした。

 86年ぶりとなるワールドチャンピオンに輝いた2004年シーズン直後から主将を務めたバリテックは、3度のオールスター出場を飾り、2007年シーズンのワールドシリーズ制覇にも貢献。捕手として、大リーグ最多通算4度のノーヒットノーランを経験している。(c)AFP