【3月1日 AFP】高級志向のバスケットボール・ファンにとって、まさに「Be Like Mike(マイケルのようになる)」うってつけのチャンスが到来した。米プロバスケットボール協会(NBA)の元スーパースター、マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏がシカゴ(Chicago)近郊に所有する豪邸が、このほど売りに出されたのだ。ただし、価格も2900万ドル(約23億円)とスター級。

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 ハイランド・パーク(Highland Park)の高級住宅地にたたずむジョーダン氏の邸宅は、周りを塀で囲まれ、門にはシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)時代の背番号23の数字が光輝いてファンの目を集める。

 1995年に完成した3階建ての豪邸は、2009年に大規模な改装が施され、居住面積は5万6000平方フィート(5203平方メートル)にも上る。寝室9室、浴室は15室以上あり、その他に寝室付きゲストハウスが3つ隣接。敷地内には池や全天候型駐車場3つに加えて室内外の娯楽設備が充実し、プールや屋外テニス場、ゴルフ用グリーン、そしてもちろん、こだわりの音響設備付きのバスケットボールコートもある。

 1990年代にシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)を6度のNBAファイナル制覇に導いたジョーダン氏は、1992年のバルセロナ五輪で米国代表「ドリームチーム(Dream Team)」の一員として金メダルを獲得している。

 そのアクロバティックなジャンプショットと試合終了間際に得点を重ねるプレーは観客を魅了。ナイキ(Nike)から発売されたスニーカー「エアジョーダン(Air Jordan)」には、「Be Like Mike」のキャッチコピー通りに「マイケルのようになりたい」と願うファンが殺到し、旋風を巻き起こした。(c)AFP